悲劇的な敗戦での開幕戦。
ショッキングな結果でしたが内容は決して悲観するものではなく、逆に希望と期待の詰まった試合でした。
さあ、第2節は九州ダービー、アウェーで対ロアッソ熊本戦です。
スタメン
先発は
GK、大西、
DF、衛藤、ウェズレイ、田辺、砂森
MF、寛也、中原、五領
FW、米澤、薗田、山谷
ベンチ
GK、白坂
DF、フォゲッチ、藤原
MF、牛之濱、酒本、惇也
FW、萱沼
山谷が初先発!
衛藤古巣戦。五領も。
畑の引退セレモニーも行われたとの事。
お疲れ様でした。
選手入場から実況が無駄に熱い。
ソックスがピンク!
前半
いきなり大西!
米澤が右で、山谷が左ですね。
熊本は試合開始直後からかなりの人数をかけて鹿児島の最終ラインまで強くプレスをかけにきました。
砂森の裏へ長いボールを出し鹿児島のディフェンスラインを下げさせ、人数をかけて前から守備をしてくる。
鹿児島は最終ラインの位置が下がってしまい、さらにボールを奪った後も寛也と秀人へのパスコースも切られボールを前に運べない。
寛也がボールを受けるシーンがほとんど無い、、、
ビルドアップが思い通りにいかず熊本に押し込まれ続ける前半でした。
●ビルドアップが上手くいかない理由
1、熊本の運動量
とにかく走り回る熊本。切り替えが速く鹿児島の最終ラインからどんどん追いかけてくる熊本の選手。
球際も激しく熊本の選手の寄せが速かった事もあり、鹿児島の選手には余裕をもってボールを保持できる時間はありませんでした。
2、鹿児島の最終ラインが低い
鹿児島はしっかり後ろからボールをつないでボールを前に運んでいきたい。
熊本の狙いは鹿児島の両サイド深い位置へ、長いボールを使ったりサイドで人数をかけての突破する事で鹿児島の最終ラインを下げさせる。
下げさせたところをどんどん人数をかけて前から奪いゴールへ向かう。
鹿児島の戦い方が熊本の狙いにガッチリ嵌ってしまいました。
鹿児島は自陣ゴール前でボールを回す時間が多くなってしまい、危ないシーンも作られてしましました。
3、選手間の距離
ではなぜ、後ろでパスを回すだけで前に運べなかったのか。
それは選手間の距離が遠すぎたこと。
ディフェンスラインが下げられたことにより選手間の距離が広がってしまいショートパスがうまく繋がらなかった。
1本2本は繋がっても3本4本目になると受ける選手が遠くなり相手にパスがカットされてしまっていた。
選手間の距離が遠いことでセカンドボールやこぼれ球も熊本の選手に取られてしまい、攻め続けられるという悪循環から抜け出せませんでした。
4、鹿児島のプレスも嵌らない
鹿児島は奪われた後のプレスも全く嵌りませんでした。
チームでプレスの準備をする時間もなく、選手間の距離が遠いこともあり一人二人でプレスに行ってもかわされてしまい、熊本は前へ運ぶことに成功。
プレスがかわされてからの守備は危険なシーンになることが多いので、自然と後ろの選手は下がり気味になりディフェンスラインを上げることも出来ませんでした。
5、ミスが多い
余裕をもってボールを持てないので無理くりのパスが多く、ことごとくカットされてしまった。
雨もありピッチが良くなかったことでトラップがずれたりパスもずれてしまっていた。
とにかくボールが落ち着く場所がなく、縦パスを出しても収まらず奪われてしまう。
ドリブルも急ぎすぎて相手に引っかかってしまっていた。
チーム全体で慌ててしまいボールキープができない。
結局ミスを恐れてディフェンスラインを上げることが出来なくなってしまいました。
6、鹿児島の勇気
悪循環から抜けられず鹿児島はやりたいことが全く出来ませんでした。
ミスが多く出てしまっていた中で無難なプレーを選択するシーンも多くなってしまいました。
サポートが遅くボールをもらおうとする動きも少なくなってしまいました。
相手をかわして前を向くプレーは見られませんでした。
野嶽寛也は中盤で君臨してほしかった。
もっとボールを受けに顔を出さなければいけなかったし、時間を作ったりボールを展開しなければならなかった。
中盤を経由できないので、米澤と山谷が高い位置でサイドに開きピッチを広く使うといった攻撃もみられませんでした。
そしてハンド。
PK。
熊本先制。
あれハンド?
後半は熊本の運動量も落ちるはず。
自分たちのやりたいことを勇気をもってやることが必要。
後半巻き返そう!
後半
寛也に代えて酒本。
酒本が下がってボールを受けることでゲームを組み立て始める。
しかし
50:00、、、あっぶね!!!
パスがずれるなぁ、、、
前からのプレスも上手くいかない。
そしてフリーでクロスを上げられ追加点を奪われる。
くぅーーー!
熊本の左サイドで数的優位から岡本に余裕をもって中と呼吸を合わせてクロスを上げられた。
中は中で人数足りているのに跳ね返せず、、、
うーーーーーーーーーーーーーん
57分から2分間ボコられる、、、
五領に代えて牛之濱
薗田に代えて萱沼
萱沼が前線で時間を作り始める。
66:30
萱沼が抜け出すが倒されるっ!
カードじゃないんかいっ!
シャケのフリーキック
ぬおうっ!
おしい!
68:00
山谷のコーナーキック
ウェズレイが米澤の背に隠れてからの、、、ヘディングッ!!!
ドンピシャッ!!
よっしゃー!!!
ゴーーール!!!
遅れてゴール前に入っていったのでウェズレイはどフリー!
高っかい、ウェズレイ!
ひゅーーー!!!
山谷のキックもウェズレイにドンピシャッ!
さらに行こう!
熊本の足が止まり始める。
衛藤がケガか?
衛藤に代わりフォゲッチが入る。
熊本も選手交代。2枚換え。
萱沼ミドル、おっしいーーー!
ウェズレイコーナー崩れからもう一度っ、、、、は外れるぅーーー
熊本さらに選手交代。
鹿児島も中原秀人に代えて野嶽惇也。
シャケのワンボランチ。トップ下に牛之濱。右に惇也、左は山谷。2トップに米澤と萱沼。
86:30
フォゲッチが上手いターンで3人を引き寄せ前の惇也へ。
惇也は中に持ち運び左の山谷へ。
山谷が中へドリブル!
つぶされるが牛之濱が拾い外へ回り込んだ米澤へ!
米澤シュート!!!!
ゴーーーーーール!!!
ゴラッソーーーーー!!!!
同点!
同点!
よっしゃー!!!
素晴らしい!
フォゲッチの持ち上がり、いいね!
この前を向くプレー、前半から欲しかったぁ。
惇也が中に入ったときに米澤が上手くスペースを作り、そのスペースに山谷がドリブル。
これは熊本ディフェンスに抑えられるが山谷は倒れこみながら牛之濱へ落とす。
そして米澤は落ち着いてコースを作りシュート。
美しいね!
まだまだいけるよ!
逆転しよう!!
惇也のクロスから山谷!!
くうぅぅぅぅぅ
アディショナルタイム5分
山谷のクロスに米澤!!!
ふぅぅぅ
田辺のクロスに惇也!!!
ひぃぃぃぃぃぃぃぃ
萱沼のスルーパスに惇也が抜け出す!
惇也倒れながらも折り返す!
キーパー出てるっ!
米澤ぁぁぁぁ!
入らないっ!
田尻にかき出されるっ!
きぃぃぃぃぃぃぃ!
入ってない?
入ってんじゃない???
くぅぅぅ
牛之濱からシャケのシュートも枠を外れるっ!
試合終了。
総括
2-2で引き分け。
お疲れ様です。
ピッチで円陣を組み反省会を即、行う監督。
そしてゴール裏への挨拶。
アウェー参戦へ行かれた方々も雨の中お疲れさまでした。
DAZNで見てても両者激しく戦い、面白い試合でした。
実況が大袈裟すぎて、、、、
ちょっと私とは合いませんでした、、、
逆に冷めるのよね、、、
後半途中まで鹿児島が自分たちのプレーが出来なかったことに関しては、前半の項に自分なりの感想を述べさせていただきました。
後ろから相手のプレスを外して前へボールを運び攻撃に移るのは今年の鹿児島がやろうとしている事だと思うので、愚直にもやり続けたことは良かったと思います。
まだまだチームは作り始めたばかりなのでこれから改善していくことが必要でしょう。
あそこまで低い位置での回しをやるんだ、、、とも思いますね。
どう改善されていくのか見物です。
気になるところは、クロスの対応から2失点。
1失点目は不幸なハンドでした。
2失点目はスローインからのクロス。
サイドで数的優位を作られたことも問題だし、クロスを上げられたゴール前では人数がいたにもかかわらず決められてしまいました。
鳥取戦もコーナーキックから2失点とクロスからの失点。
ここは何らかしらの対策が必要ですかね。
前半のペースの熊本だったら90分持たないのは明白でした。
いつかこのプレスが終わると分かっていたならばそこまで耐える必要がありました。
しかし前半のうちにPKから失点。
後半早々にも失点してしまったことで、熊本に勢いが出てしまいました。
押し込まれた状態でもしぶとく凌いでいればもっと早く熊本の足も止まっていたでしょう。
熊本の勢いを軽くいなせなかったゲーム運びは反省ですね。
「プレスをかけても無駄だ、、、」と相手に思わせるようになって欲しいです。
ポジティブな面は同点に追いついたこと。
途中までどうなることかと思いましたよ。
開幕戦ホームで2-0からの逆転負け。
今節は九州ダービーで完敗、、、なんてことになったらチーム作りに影響しそうですからね。
同点に追いついた勢いで逆転まで、、、っていきたかったけど、、、
そうは思い通りにいきませんでしたね。
コーナーからの1点は練習通りのプレー。
ウェズレイが令衣の背中に隠れたのが最高ですね。
たぶん熊本も急にウェズレイが飛び出したんで気が付かずドフリーだったんでしょう。
その後の同点弾も見事でした。
熊本は足が止まったので終盤の鹿児島の猛攻は当然でしょう。
逆転したかったですね。
熊本に一言言えるのであれば、終盤ではゴール前に人数を置き守り切る作戦を取ればよかったのに。。。
熊本の守り方も中途半端でした。
今後しっかり守りきろうとしてくるチームも出てくるでしょうがそれでもゴールを奪う鹿児島が見たいですね。
新チームで2試合目。
ピッチも悪く鹿児島にとっては良くない条件だったと思います。
選手と監督との関係も良さそうですし今後に期待と出来そうですね。
でも、早く結果が欲しいのは言っておくよっ!
大西はこの試合もビックセーブがいくつか。しかし足元の弱点が露になってしまった。キックも成功率低し。白坂に奪われないように繋ぎもがんばれ!
ウェズレイは自陣ゴール前も相手ゴール前でも高さ、強さを見せてくれた。見事な1点目!最終ラインからボールを持ち運ぶプレーも良かった。
田辺、砂森、秀人はビルドアップに苦戦。しかし彼らはやってもらわなければならないチームの中心選手。もっと出来るだろっ!
寛也はゲームに参加しきれなかった。ボランチで出る以上ボールを受けることを怖がってはいけないし辞めてはいけない。もっとボールを受けに顔を出しゲームを組み立てて欲しかった。鳥取戦のように相手の逆をつくプレーも皆無。前半のみで交代は残酷な事だけどこの日のプレーでは当然のこと。ユース出身の寛也には背負うものが多いかもしれないが、期待してるしもっと出来ると思うので後半のシャケさんのプレーなどを見て成長して欲しい。
五領は運動量多く前半誰よりも走り回っていた。惜しいシュートのシーンもあったがゴールは決まらず。
山谷は強さを見せてくれた。ドリブルもゴリゴリ系。コーナーキックも蹴りウェズレイのゴールをアシスト!パスがずれることが多かったが他の選手とのコンビネーションが仕上がればもっと良くなると思う。
米澤は今日も運動量多くチャンスもいくつも作り出していた。そして同点ゴール!素晴らしい!令和は令衣の時代にしよう!
フォゲッチの縦への突破は迫力あり。同点弾の起点になった。
萱沼の気迫は今年も健在。萱沼の戦う姿勢はチームに推進力を与えてくれた。
シャケの上手さはボランチでも輝く。中盤で時間を作り、一人かわして前を向くプレーでチームはボールを前へ運べるようになった。単純に上手いので見ていて惚れ惚れする選手。
くぅーーー!
早く結果が欲しいよう!
次は福島とホームで。
いけるっしょっ!
がんばれ!鹿児島ユナイテッドFC!

コメント
九州ダービー、馬本戦はダゾン観戦。だれもした(疲れた)
開幕戦の裏返しで勝ち点1、まあ仕方ないか。
内容はレビューされたとおりでございます。
後だしではなんとでも言えるのは承知のうえですが…
よかったこと
・ウェズが徐々に安定、開始早々の空振りから点を取られてなくてよか~た。スピードもフィードも想像以上によい。鉄板ではないが、よい補強でした(よく残ってたね)
・反攻のスイッチはカヤが入れた。さすがの気合!!混戦後立ち上がる時に相手を吹っ飛ばすよね。ちょうど向こうが落ちてくるころ合いだったが、もっと早く投入しても
・最後の猛攻、前半からの2人(ヤマ・レイ)もよく動いていた。最後は1-5-4??
押し込んで同点にできたのは評価、冷静でしたね。同点弾のときウシの前に5人も来てた。熊本は頭の疲労です。明らかに。こっちはラッキー。
・今日は20才の山谷がまずまず活躍。ヒロヤ・ヤマヤ、次はだれや
もうひとつだったこと
・2点目取られた前後。あのクロス以外でも2-3点とられてもおかしくなか~た。シャケに続くカードを早めに切ってもよかった?
・最後幻の勝ち越し、レイのゴールライン上のもだけど、「ほんとに最後」のシャケさまのシュートが残念。雨のせいかなあ。
・試合前、畑実選手のおつかれセレモニーがあって、水本副リーダーが花束贈呈に出てよか~たが、ゆないくーも来てればねえ。くまもんも来てたし。
次戦福島はホーム、その次は休み節なので、福島との島ユナイテッドダービーは必勝で。油断しなければ勝てる。
キバレ、ユナイテッド
お疲れ様です。
「おいおい、どしたぁ」の前半から「あわや逆転!」の試合終盤とジェットコースターのような試合で耳がキーンとなる、疲れる試合でしたね。。。
ベテランも頑張ってますが若い選手が出てくるのでワクワクしますね。次は誰だって私も思います(笑
ウェズレイや衛藤の新加入組みも良いですしね。
福島ホームの次は休み節でした。
これは福島戦は余計に勝ちたいゲームになりましたね。
勝ちの無いまま節が進むと不安が大きくなりすぎますしね。
世間は代表戦でわあわあ言っておりますが、ユナイテッドの試合が楽しみです!