えどづめです。
前回のシーズン2では20節から35節までを振り返りました。
トンネル、夏の快勝、トンネルとムラが激しい時期でした。
2019年の降格をしっかり受け止めないと2020年を迎えられない。
えどづめなりの2019年度、鹿児島ユナイテッドFCの総括です。
2019年J2リーグ 鹿児島ユナイテッドFC 戦績
節 | 開催日 | 対戦相手 | H-A | 勝敗 | |
1 | 2.24 (日) | 徳島 | 4 – 3 | ○ | H |
2 | 3.2 (土) | 京都 | 2 – 1 | ● | A |
3 | 3.9 (土) | 甲府 | 0 – 1 | ● | H |
4 | 3.17 (日) | 岐阜 | 0 – 0 | △ | A |
5 | 3.24 (日) | 町田 | 0 – 1 | ● | H |
6 | 3.3 (土) | 水戸 | 1 – 0 | ● | A |
7 | 4.3 (水) | 金沢 | 0 – 3 | ● | H |
8 | 4.7 (日) | 大宮 | 0 – 2 | ● | H |
9 | 4.14 (日) | 山口 | 1 – 0 | ● | A |
10 | 4.21 (日) | 琉球 | 1 – 0 | ○ | H |
11 | 4.27 (土) | 長崎 | 0 – 0 | △ | A |
12 | 5.4 (土) | 柏 | 2 – 1 | ○ | H |
13 | 5.12 (日) | 愛媛 | 0 – 3 | ○ | A |
14 | 5.18 (土) | 横浜FC | 1 – 2 | ● | H |
15 | 5.26 (日) | 福岡 | 0 – 1 | ● | H |
16 | 6.2 (日) | 山形 | 1 – 0 | ● | A |
17 | 6.9 (日) | 東京V | 3 – 1 | ○ | H |
18 | 6.15 (土) | 千葉 | 2 – 1 | ● | A |
19 | 6.22 (土) | 栃木 | 2 – 0 | ○ | H |
20 | 6.29 (土) | 新潟 | 1 – 3 | ● | H |
21 | 7.7 (日) | 岡山 | 2 – 1 | ● | A |
22 | 7.13 (土) | 大宮 | 6 – 0 | ● | A |
24 | 7.27 (土) | 長崎 | 1 – 2 | ● | H |
25 | 7.31 (水) | 徳島 | 5 – 2 | ● | A |
26 | 8.4 (日) | 千葉 | 2 – 1 | ○ | H |
27 | 8.11 (日) | 東京V | 3 – 3 | △ | A |
28 | 8.17 (土) | 愛媛 | 4 – 2 | ○ | H |
29 | 8.24 (土) | 横浜FC | 5 – 1 | ● | A |
30 | 8.31 (土) | 金沢 | 1 – 2 | ○ | A |
31 | 9.7 (土) | 琉球 | 2 – 1 | ● | A |
32 | 9.15 (日) | 山形 | 0 – 3 | ● | H |
33 | 9.22 (日) | 栃木 | 3 – 1 | ● | A |
34 | 9.28 (土) | 京都 | 0 – 1 | ● | H |
35 | 10.5 (土) | 新潟 | 6 – 0 | ● | A |
36 | 10.13 (日) | 町田 | 0 – 0 | △ | A |
37 | 10.20 (日) | 山口 | 0 – 0 | △ | H |
38 | 10.27 (日) | 甲府 | 1 – 1 | △ | A |
23 | 10.3 (水) | 岐阜 | 1 – 0 | ○ | H |
39 | 11.2 (土) | 岡山 | 0 – 0 | △ | H |
40 | 11.9 (土) | 柏 | 3 – 0 | ● | A |
41 | 11.16 (土) | 水戸 | 1 – 0 | ○ | H |
42 | 11.24 (日) | 福岡 | 2 – 1 | ● | A |


第36~39節 現実路線に変更
節 | 開催日 | 対戦相手 | H-A | 勝敗 | |
36 | 10.13 (日) | 町田 | 0 – 0 | △ | A |
37 | 10.20 (日) | 山口 | 0 – 0 | △ | H |
38 | 10.27 (日) | 甲府 | 1 – 1 | △ | A |
23 | 10.3 (水) | 岐阜 | 1 – 0 | ○ | H |
39 | 11.2 (土) | 岡山 | 0 – 0 | △ | H |
鹿児島はビルドアップで後ろからつなぐ事を辞め、セーフティーに長いボールを蹴る。受け手にルカオとヨンテの2人を置くも急増過ぎて攻撃は上手くいかない。久々の無失点だったが得点も奪えずスコアレスドローに終わる。
鹿児島は前節に引き続き、無理には後ろからビルドアップはしないしサイドバックの上がりも控えめ。気持ちは出ていたがスコアレスドローに終わる。
第38節「ヴァンフォーレ甲府 vs 鹿児島ユナイテッドFC」
甲府に開始早々にミドルシュートを決められてしまう。しかし相手のレッドカードもあり前半のうちに同点に追いつく。ひとり少ない相手に逆転までたどり着かず守りぬかれた。
台風により延期になっていた裏天王山。お互いに負けたくない気持ちが強くゴールが生まれないまま時間は進む。引き分けで終わるかと思ったところでルカオのさよならゴールで勝利!
岐阜戦の勝利の勢いそのままに試合に入る鹿児島。岡山の方が硬かった。勝ちたいが負けたくないという気持の方が強かったのかスコアレスドローに終わる。
「ボール保持から自分たちで仕掛ける攻撃的なサッカー」を一旦諦める。理想を諦め現実路線に。
栃木に敗戦してしまった事でいよいよ降格が現実味を帯びてきてしまった。勝ち点1でもいいから負けないようにと路線を変更せざるを得なくなってしまった。戦い方を変えたことで選手も意識が変わり気持の入ったプレーが見られるようになったのはプラス材料。
具体的にはキーパーからビルドアップする事は捨てて、プレスをかけられたときはセーフティーに長いボールを蹴る事にした。サイドバックやボランチなどの攻め上がりも抑え目にしてとにかく失点をしないようにゲームを運ぶ。実際に失点は減った。
しかしそれでは得点を奪えず山口戦からルカオの先発をやめてヨンテの1トップで戦う事にした。1トップを任せられたヨンテは甲府戦でゴール。攻撃は上手く回るようになるが相手も負けたくない。ロースコアのゲームが続いた時期。
なんといっても岐阜戦だ。先発を外されたルカオが0-0のまま終わろうとする試合を劇的勝利に導く。この勝利でほぼほぼ岐阜の最下位は決まり、残る降格圏の21位に鹿児島、栃木、町田のどこがなってしまうのかという争いになった。39節終わった時点で栃木の勝ち点33、鹿児島と町田の勝ち点37でその差は4。あと3試合。
勝ち点4差は微妙な数字だ。
第40~42節 そして降格へ
節 | 開催日 | 対戦相手 | H-A | 勝敗 | |
40 | 11.9 (土) | 柏 | 3 – 0 | ● | A |
41 | 11.16 (土) | 水戸 | 1 – 0 | ○ | H |
42 | 11.24 (日) | 福岡 | 2 – 1 | ● | A |
J1昇格が決まる可能性がある柏。クリスティアーノが怪我明けで3試合ぶりの出場。全3得点に絡む活躍で鹿児島は完敗。
第41節「鹿児島ユナイテッドFC vs 水戸ホーリーホック」
水戸は前からのプレスを駆使して鹿児島に襲い掛かるが大西、水本、堤を中心に防ぐ。徐々に鹿児島の流れに持って行き前半終了間際にヨンテがゴール。後半押し込まれるも大西のビックセーブが何度も炸裂し無失点で勝利。勝ち点を40に乗せる。
引き分けでも残留が決まる鹿児島。しかし先制を許してしまう。前半のうちに追いつき鹿児島のペースになるが後半に失点して、、、、そのまま終了、、、、21位でシーズンを終える。
柏戦は相手の優勝争いもあり、チーム力の差もあり完敗に終わる。しかし鹿児島は「負けたくない」と引くような戦い方ではなく正面からぶつかっていくような戦いであったように思う。「ボール保持から自分たちで仕掛ける攻撃的なサッカー」を再び復活させたようだ。この相手にどれだけ出来るのかやってみたい。そんな戦いかたに見えた。負けたことで栃木との勝ち点差は3に縮まる。
水戸戦。水戸もプレーオフ争いをしていたので欲しいのは勝利、勝ち点3。ただそれを迎え撃ったのはキーパーの大西。ジュンスが代表に呼ばれてしまいチームから抜けていた時に代わりとは言えないほどの活躍。ヨンテのゴールで見事に勝利。栃木との勝ち点差は3のままだが、勝ち点を40に乗せる。
そして最終戦。福岡は調子がいいとはいえなかった。5試合で上げた勝ち点は3。3連敗での鹿児島戦だった。鹿児島は5試合で上げた勝ち点は8。ここ7試合で柏にしか負けていない。
栃木との勝ち点差は3。鹿児島は引き分けで残留。負けたとしても栃木が勝利しなければ抜かれることはない。
引き分け狙いの戦い方を選択できたが鹿児島は普段通りに勝利を目指して戦い、そして負けてしまった。栃木が勝利したことにより21位になった。
シーズン総括
失点数73は多すぎた。
先制点を取られ追いかける展開になることが多く、得点を奪うためにバランスを崩してでも前へ、前へ。カウンターを喰らい失点を重ねてしまった。
失点する時間も良くなかった。前半の終了間際や後半の始まってすぐなどダメージが大きい時間に失点が見受けられた。
セットプレーからの失点も多かった。クロスからの失点も多かったし、こぼれ球を相手に取られてしまいシュートを打たれてしまう。逆にショートパスで崩される失点は少なかった。
ビルドアップのミスからの失点も多かった。
前からのプレスも上手いわけではなく押し込まれてしまう時間も長かった。シュートも打たれてしまっていた。
得点数41も少なかった。
押し込む事には成功していたが「クロスは上げてこないから中を固めていれば失点しない」との相手の守り方を崩す事が出来なかった。
ショートパスのコンビネーションやドリブルは非常によかったが、ロングパスや空中戦を使ってシュートを打つシーンが少なかった。
セットプレーからの得点も少なかった。
負けている時にリスク管理を捨てて攻撃に出るも、ゴールを奪いきる事が出来なかった。
結局、得失点の差で栃木に負けてしまった。
完敗という試合も確かにあったし、負けてもおかしくない試合で勝利した事もあった。
が、あと1ゴールが生まれていれば勝利した試合もあったし引き分けに持っていけた試合もあった。あの失点がなければ勝ち点をもう少し積めたという試合もあった。
連敗が多かった。5連敗が3回もあったのはいただけない。悪い流れを断ち切るゲーム運びがシーズンでもひとつの試合でも出来なかった。終盤になるまで引き分ける粘り強い戦いが出来なかったのは痛かった。
ホームでは強かったがアウェーで勝てなかったのも残念。
続く。
次が総括の最後です。
2019年の課題と2020年で改善しなければいけないところを考えてみました。

