明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
新年早々ではありますが昨年の振り返りを。
2019年の降格をしっかり受け止めないと2020年を迎えられない。
えどづめなりの2019年度、鹿児島ユナイテッドFCの総括です。
GK編
アン ジュンス
公式戦、36試合出場
リーグ戦 3483分プレー
1/11レンタル満了
まさに2019年の鹿児島の守護神。3000分を超えてプレー。
シーズンの殆どでスタメンをに名を連ねジュンスがスタメンで無い時は韓国の年代別代表に呼ばれている時。「安心、安全、アン ジュンス」で1日警察署長を勤めそうなほど。
シーズン序盤は、何がなんでも雨が降ろうが槍が降ろうがおたまじゃくしが降ろうが「キーパーからボールを繋いで攻めろ!」のチームコンセプトに戸惑い、安易なミスをしたこともあったが、センターバックやボランチの選手起用が固まってくるとビルドアップも安定した。
いまだにキーパー含めての後ろでのボール回しはドキドキさせられるが、ショートパスのスキルやプレスを交わすターンなど成長を感じられた選手。ミスも無くなった。
シーズン終盤はチーム事情もありクリアでロングボールを蹴ることも多くなったが、このロングキックの精度が上がれば新たな武器にもなるだろう。
集中が途切れるときもあるが、とにかく反応が良くジュンスが防いだ失点もいくつあるのか数えられないほど。
残念ながらレンタル満了につきセレッソ大阪に戻ることに。
今シーズン、対戦する可能性もある。
飛躍を期待している。
大西 勝俉
公式戦、5試合出場
リーグ戦 484分プレー
12/20契約更新
ジュンスが代表でいない時になるが、遜色がないと思わせるくらいの働きでチームを助ける。
ホームでの水戸戦は思わず「神っ!」と叫んでしまった。その活躍もあってシーズン最終戦はジュンスが戻ってきたにも関わらずスタメンで出場。
ジュンスがいなくなる今年は大西が守護神として君臨しなければならない。ピッチでより多くの失点を防いで欲しい。
それに、守備力は当然だがこれからのサッカーはキーパーからボールを繋いでビルドアップする事も必要。そこも求められるだろう。
山岡 哲也
公式戦、1試合出場
リーグ戦 97分プレー
11/28契約満了
ジュンスが加入するまで鹿児島のゴールを守ってきた山岡。
今年は僅かに公式戦1試合の出場のみだったが彼がベンチにいることでチームに落ち着きをもたらしていた。
藤本と共に鹿児島にやってきた山岡も今年で契約満了。
新天地での活躍を期待。
猿田 遥己
公式戦、0試合出場
リーグ戦 0分プレー
12/29レンタル満了
夏の移籍でレンタル加入。
ベンチに何度か名を連ねたが、出場は出来なかった。
レンタル期間の満了と共に、ガンバ大阪へのレンタルが発表。
今シーズン対戦する可能性もあり。
センターバック編
水本 勝成
公式戦、35試合出場
公式戦、1ゴール
リーグ戦 3355分プレー
12/29契約更新
5節の町田戦にスタメンを勝ち取るとそこから鹿児島の守備の要に。3000分を超えてプレー。
分かりやすい特徴が有るわけではないが、ウィークポイントも無く安心して見ていられた選手。シーズン通して安定していた。
チームが負けていて「どうなってもいいから得点取ってこい!」状態で受けてしまうカウンターを、ジュンスと何度防いでくれたことか。
水本だけに水もとおさぬ、、、
はい、、、すみません、、、
ビルドアップもどんどんスムーズになっていったが、更にロングボールが蹴れるようになると一発でチャンスを生み出すことが出来る。
今年も水本を軸に守備陣を組むことになると思うので求められるのはリーダーシップ。チームの失点を減らして欲しい。
堤 俊輔
公式戦、33試合出場
公式戦、0ゴール
リーグ戦 3012分プレー
11/28契約満了
金髪なので見分けやすい選手。3000分を超えてプレー。
開幕序盤は守備の軸となって、ベテランならではのプレーを見せてくれた。15節までフル出場。その後、赤尾とスタメン争いを繰り広げる。
結局終盤にはレギュラーを奪還しホームの山口戦のスーパークリアを見せてくれた。あれは忘れられない。
個人的には堤の攻め上がりが好きだったのだが、シーズン半ば移行ではなかなか見ることが出来なかった。
契約満了が信じられないほどの活躍だった。
年俸が高かったのか、、、
移籍先は未だリリースされず。
再契約をしては?、、、と思うのだが、、、
赤尾 公
公式戦、19試合出場
公式戦、1ゴール
リーグ戦 1574分プレー
12/7引退
今更言うまでもない、鹿児島の双頭のレジェンドの一人。
これ迄はチームキャプテンを勤めるなど、名実共にチームの精神的主柱。
主な主戦場はボランチながら、ビルドアップがままならないチーム事情からサイドバックやセンターバックを勤めることに。なのでここではセンターバックとして評価したい。
本職ではないので仕方のないことだと思いながらもPKの献上やオウンゴールもあり、歯痒い思いをしたことも何度か、、、
寂しくなるが引退を発表。
今後はスタッフとして、スカウトを担う。
いつか赤尾が発掘した選手がチームを勝利に導く時が来るのだろうか。良い若手を連れて来て欲しい。
平出 涼
公式戦、4試合出場
公式戦、0ゴール
リーグ戦 299分プレー
12/14契約更新
昨年は出場機会が少なかった。
守備の能力は問題ないと思うのだが、使われなかった理由はビルアップにあるのだろうか。
赤尾、堤の抜ける今年は平出の奮起が必要だ。
ウイリアン
公式戦、3試合出場
公式戦、0ゴール
リーグ戦 272分プレー
6月17日契約解除
残念ながら、シーズン序盤で退団となってしまった。
ブラジル人だったがあまり足元が上手くなくパワーで押しきるタイプ。
ボランチで使われることもあったがニウドの加入により使われなくなってしまった。
ヨン ジェミン
公式戦、3試合出場
公式戦、0ゴール
リーグ戦 251分プレー
1月14日移籍
夏の移籍で加入。
アンダー世代で韓国の代表に選ばれていたが怪我によりプレーを出来ていなかった。
期待はしていたのだがブランクは大きく、あまり試合に絡むことが出来なかった。
退団のコメントからもナイスガイなのは見て取れる。
韓国の水原FCへの完全移籍で退団。
谷口 功
公式戦、0試合出場
公式戦、0ゴール
リーグ戦 0分プレー
11/29契約満了
2018年はセンターバックとしてリーグ戦12試合出場したが2019年は出場できず。
パスを繋ぐセンターバックの役割とマッチしなかったか。
契約満了となってしまった。
新天地での活躍を期待。
田中 秀人
公式戦、0試合出場
公式戦、0ゴール
リーグ戦 0分プレー
12/4引退
2016年、2017年、2018年前半まではセンターバックの中心として活躍したが2019年は出場できず。
引退を発表。チームスタッフに入りフットボール本部強化担当に。
お疲れ様でした。
右サイドバック編
酒本 憲幸
公式戦、40試合出場
公式戦、2ゴール
リーグ戦 2990分プレー
12/13契約更新
シャケ。
右のサイドバックだけでなく、サイドハーフ、トップ下、まさかのゼロトップまでこなした。
酒本が前線でプレーしている時の鹿児島の攻撃が好きだ。テンポが良くなり狭い中をコンビネーションで崩せていた。
相手のプレッシャーがあってもボールを失わないのでタメが効き、周りの味方にプレーの準備の時間を与えてくれた。
ターンやヒールパスなどトリッキーなプレーも楽しかった。
、、、が、、、、
なんせシュートは打たないし、入らない。シュートを打つときの落ち着きがない。もともと前線の選手じゃないから仕方ないか。
酒本がサイドバックにポジションを移してからは、チームで崩してシュートまで行くシーンが大きく減ってしまった。、、、好きだったのに、、、
毎試合、ホント毎試合、足を引きずりながらピッチを去り、毎回毎回「大丈夫なの?怪我じゃないよね、吊ってるだけだよね。来週は出れるよね?」と心配させられる、ほっておけない最年長。
今年はどこで使われようが着いていきますっ!
藤澤 典隆
公式戦、32試合出場
公式戦、1ゴール
リーグ戦 2416分プレー
12/24契約更新
左サイドの砂森の前でシーズンスタート。開幕戦で見事なミドルシュートを決める。
その後右サイドバックにポジションを移した。左の砂森、右の藤澤は鉄板に。安定したプレーを見せた。
怪我をしたり酒本の右サイドバックにより途中出場が多くなったが、シーズン通してチームに欠かせない選手であり続けた。
得点が欲しい時に前線のポジションで出ることも多かったが足りなかったのはアシストか。もともと持っている攻撃力はもっと発揮できたと思う。
今年はもう少しゴールに直結する結果を増やして欲しい。
田中 奏一
公式戦、12試合出場
公式戦、1ゴール
リーグ戦 628分プレー
1/4契約更新
途中出場が多かったがシーズンを通してチームに関わっていた。前線で使われる場面も多かった。
出場した時のハツラツとしたプレーは見ていて気持がいいものだったが、空回りしている時も、、、
突破とクロスはさすがというものがあったが、アシストやゴールといった結果が少なかったのが残念。
今年は結果につなげたい。
冨成 慎司
公式戦、2試合出場
公式戦、1ゴール
リーグ戦 79分プレー
12/9引退
怪我から復帰して試合に絡み始めたと思ったところでの再びの怪我。悲しいシーンだった。
そのままシーズンが終わり引退へ。
今年からはチームスタッフとして企画事業部に。
お疲れ様でした。
左サイドバック編
砂森 和也
公式戦、42試合出場
公式戦、1ゴール
リーグ戦 4052分プレー
12/25契約更新
文句無いでしょ。
ピッチにいなかったのは琉球戦の途中交代時のみ。アシストも多く鹿児島の武器になっていた。チームMVP的活躍。
ビルドアップの出所としてパス数も多かったし、ポジショニングも良く判断も正確なので砂森を基点としてチャンスが生まれる事が多かった。対戦相手が鹿児島の砂森のサイドを封じ込める采配を取ってきていた。
課題や改善点はほぼ無いが強いて言えば、チームコンセプトによりパスでペナルティエリアに侵入する事が多いので砂森のクロスがあまり活かせていなかった。もっとシンプルにクロスを上げてもいいと思う。
「鹿児島に関わるみんなとJ3で優勝!昇格して喜びたいという気持ちが全てを上回りました。」との男気の残留に泣いた。
「芸術的に車の窓凍ってた。」でTwitterでバズる。


コメント
えどづめ先生!右サイドと左サイドの選手紹介が逆になっておりまする!(^^)
えー、そんな初歩的なミス、するわけないでsy、、、、、
ホ ン マ や っ !
ありがとうございまする!
修正しました!
細かい分析ありがとうございます。
個人的には九州リーグから鹿児島を支えてくれたかつおの献身的なプレイに何度も泣きました。
で、すなくんの出場数が2になっております(笑)
まさか、まさか、砂森が2だなんてそんなわけあるわけ、、、
ホ ン マ や っ !
しっつれいしましたっ!
修正しましたっ!
ありがとうございます!