持つ者と持たざる者との差。町田ゼルビア戦レビュー『鹿児島対町田』



鹿児島ユナイテッドFCを関東から応援するえどづめのJ2第5節、FC町田ゼルビア戦ゲームのレビュー。

明治安田生命J2リーグ第5節、ホームでFC町田ゼルビア戦、PKの失点で0ー1で敗戦。

残念な結果となりました。



天気は晴れ、暖かくもなり観戦しやすい気候になってきました。

応援に行かれた方、ご苦労様でした。

7,192人の観客。

町田ゼルビアのスタメンは前節から3人交代。井上は前節レッドカードで出場停止。

鹿児島はアン ジュンスはユースの韓国代表。前節からの変更は2人。八反田が秀人に、平出が水本に。水本は今季は初出場。



前半

ゼルビアが前から強いプレスをかけてくる。

鹿児島は砂森と藤澤の両サイドバックがタッチライン際まで開いて町田の守備を広げようと、そしてそこをビルドアップの脱出口にしようとする。

イヤー前から来るね!町田さんは!

このせめぎ合い。たまらないね。

4分

後ろでを中心にボールを回している鹿児島。

赤尾にボールが渡ったとき、ゼルビアのMFロメロ・フランクが強烈にアタック!ファールになったが「お前には自由にやらせねえよ」との意思表示。

赤尾がここで逃げるのか、負けずにプレーしつづけるのかが見所。

10分

鹿児島は最終ラインでボールを回し、堤がわざと富樫の前に大きめのトラップをして富樫を食いつかせる。富樫はボールを奪おうと強くあたってくるが、堤は闘牛士のようにひらりと交わし砂森にバス。

堤が富樫を交わしドリブルしたことでゼルビアのMF奥山と戸高がつられ、砂森はプレッシャーが弱くなり前へのプレーを選択出来た。

中原秀人がディフェンスラインの間でボールを受け、ディフェンスラインの裏に抜けた牛之浜にスルーパス

牛之浜はダイレクトで中に入れてくる。

中に走り込むのは野嶽と薗田。クロスしながら走り込む!

ボールは合わない!が抜けた先に藤澤がいた!

藤澤シュート!!

ううぅィィ!

キーパー!

惜しくもキーパーに弾かれコーナーキックに。

堤が富樫をつるプレーをしたことで、ゼルビアのプレスがずれてずれてずれて、最終的にシュートまで持ち込めたシーン。

ひとつの勇気とそれを実行する技術がチャンスを造り出す!

しかしこのシーンからゼルビアはギアを上げる。より前からプレスをしてくる。

堤と砂森のラインを消すようにして、アンカーの赤尾にも前を向かせない。

審判の笛も細かく鳴り、テンポが出ない。

ゼルビアからしたら笛がちょこちょこ鳴るので一息ついて休む時間も増える。

このままだと、なかなかゼルビアが疲れて動けなくなるのはだいぶ先のようだ。

29分

とはいえゼルビアも前からの守備が緩くなり始め、そうなると鹿児島も後ろでボールを回すことができ、砂森を脱出口にして、前にボールを運べるようになる。

牛之浜に対してゼルビアDF大谷のファールがイエローカードに。

しかしシュートを打つまでは行かせてもらえない。

膠着状態が続く。

39分

野嶽がビザを痛める。

40分

野嶽out、田中奏一in

43分

ゼルビアのコーナーキック。キッカーは岡田。

キーパーも出れない良いボールが入ってくる。ヘディングシュートはマークがついててヒットしない。

ゴール正面の位置でボールがこぼれる。クリアするも、ボールはペナ前のロメロ・フランクに

ドリブルで切り返し中に入るロメロ、倒れるロメロ、笛が吹かれる。倒してしまった。秀人だ。

PKだ。

ノーッ!

悪い時間にPKを与えてしまった。

キッカーは中島。

決まった。。。

前半のアディッショナルタイムは3分。前半で3分は多いな。

野嶽の怪我もあったが、どれだけプレーが止まっていたのか。止まっていた時間でどれだけゼルビアが休めたのか。

堤のサイドチェンジから田中奏一が倒されファール。酒本のフリーキックに水本が飛び込むが惜しくもジャストミートせず。前半最後のプレーに。



前半終了

とにかく狭いゼルビアの守備

鹿児島のサイドチェンジにも全員で素早く、サボらずスライドで対応する。

ファールも多いが速く強く当たってくる。

堤と赤尾を潰しにかかり、赤尾はなかなか前を向けない。

ゼルビアは3連敗で前の試合6失点。

この試合での守備の気合いが半端なかった。

前から前から勢いで来るゼルビアを、余裕の顔でかわすことが出来れば、ゼルビアもくじけて前からなんて行けなくなるのだが、そこまで鹿児島の後ろは出来ていない。

慌てるシーンも多く、実際に取られることも多く、ゼルビアを勢いづけるだけ。

お互い決定的なシーンが少ない中で、ゼルビア相手にPKでの失点は非常に痛いが、これを跳ね返して逆転しなければいけない。

前半はゼルビアのペース。ボールも持たされている。

狭いゼルビアを広げて、自分達からアクションを仕掛け得点してくれ!



後半

秀人out、ヨンテin

2トップで後半は挑む。

砂森が広く、高い位置で我慢するようになりそこをビルドアップの逃げ道としてボールを運ぶ。

笛が多いのも変わらず。藤澤がイエローカードを貰う。

53分

コーナーキックの崩れを藤澤が拾い酒本へ。

酒本が軽いステップでボールをキープ。

ゼルビアディフェンスの足が止まった瞬間に藤澤にパス。

藤澤は上手くターン!

ペナに侵入しようと

うぉーい!

ファール!

戸高の抱き抱えるようなファール。抜けていれば決定的なシーンなのでカードが出るべき所

このリスタートもなんだか時間が掛かってキッカーのリズムを壊される。

いちいち止めるなこの審判。

58分

鹿児島の右サイドでゼルビアとの激しいボールの奪い合い、というかボールの蹴り合い。

そっからこぼれたボールが左サイドに、砂森、牛之浜、そしてヨンテが抜ける。

ゴール脇まで侵入してクロス、、大きい!

向こうまで抜けたボールを薗田が拾い上がってきた田中奏一に落とす。

ダイレクトでクロス、、、シュート性のボールは、キーパーにキャッチされる。

ボールは持てど、シュートまで行かず。いやその手前で終ってしまう。

ファールも多くなり、ゼルビアの選手が倒れるシーンが増える。

カウンターで良い場面があっても、最後に考えてしまい結局シュートまでいけない。

サイドからしか攻めれないし、シュートまで行けない。

74分

酒本out、萱沼in

75分

鹿児島のコーナーキック。砂森のニアを掠めて薗田の前に、薗田ダイレクトでシュート!

ディフェンスゥッ!

ごちゃごちゃ押し込もうとする鹿児島となんとか守るゼルビア!

最後はキーパーがキャッチ。

惜しい!

ゼルビアは完全にこのまま0-1で終わらそうと守備を固める。今日は失点ゼロでいくぞ!と気合いが入る。

ロメロ・フランクが交代した辺りから、再び前からのプレスを強めて、鹿児島はビルドアップも苦労するように。

鹿児島はゴール前まで行ってもシュートを打てず。

アディッショナルタイム4分。

ゴール前のシーンを増やす。

91分

キーパー大西のフィードを競り合いこぼれ球を薗田がサイドの砂森へ、

砂森がクロス!

ヨンテには合わず、しかしなんとかシュートしたのは

牛之浜っ!!

外れた。

総括

町田ゼルビアは守備をしに来た。

第一目標は失点ゼロ。

とにかく失点ゼロを目指し、自信を回復に来た。

自分達の戻るべき場所、守備の硬いチームに立ち戻ることで3連敗で10失点のズタボロになった自信を取り戻そうと。

勝ち点3は第二目標だった。

実際に前からの守備もしっかりしてたし、ゴール前の守備も粘り強かった。

そして無失点を遂行した。

何よりゲームプランだ。上手く時間を使ったり、プレスの強度を高めるところなど、チームとして上手くできていた。

第二目標の勝ち点3までも持って帰った。

自信は回復したかもしれない。

対する鹿児島はしてやられたというところか。

鹿児島の第一目標は勝ち点3だ。

しかし実際は勝ち点0。

鹿児島に元々自信があったのかどうかは分からないが、今チームが揺れ始めてきているのは間違いない。

しかし鹿児島に戻るべき場所は有るのだろうか。

大体戻るべき場所などがあるチームの方が少ない。J1のクラブでさえぶれぶれなチームはある。

鹿児島も今、確固たる城を築こうとしてるではないか。

ここでぶれてはいけないのだ。

今自分が出来ることは信じて応援し、待つことだけだ。

信じているよ、躍動して得点を量産する事を。

その先に立派な城、戻るべき場所を持つ事が出来る。

俺の希望の城はやっぱり攻撃的かな。

戻るべき場所を持つチームは強いと思った一戦だった。

頑張れ!鹿児島ユナイテッドFC!!